謎に包まれたAV男優の実態を解剖

アダルト動画を見る時に必ずといっていいほど目にするのが、可愛い女優さんと絡むAV男優の姿。

レズプレイやオナニーものといった一部ジャンルのAVを除けば、作品として進行に欠かせない存在となっています。
ただし一口にAV男優といっても、その役割や立ち位置は様々。
有名なセク女と一対一でエッチする準主役的な男優から、女優には指一本触れられず自分でしごいて精子をぶっかけるだけの脇役俳優まで、その立場には明確な格差がはっきりと見て取れるのです。
そこでこのページでは階級によって大きく異なると言われるAV男優の、給与体系や働き方のシステムを解説していきたいと思います。
AV男優はピラミッド社会|6タイプの階級に分類される

男社会であるAV男優界は、同時に厳格な縦型のピラミッド社会でもあります。

いわゆるヒエラルキー(階層制)で、序列によって上下関係がはっきりしているということですね。
具体的には階級別に6つのクラスに分かれており、上から順に「トップ男優」「印紙男優」「男優」「フェラチオ男優」「汁男優」「エキストラ」と続きます。
トップAV男優
ピラミッドの頂点に君臨する、AV男優界のトップオブトップ。
人気や知名度はもちろん給料面においても最高クラスの高待遇を受けている。
印紙男優
1回の撮影現場でのギャラが3万円以上のAV男優の総称。
3万円を超える金額を取っ払いで給与として受け取る場合、領収書に収入印紙を貼る必要があることからこの名前が付けられました。
ちなみに銀行振り込みが主流となった現在では、実際に収入印紙を持ち歩く男優はほとんどいないという。
男優
AV女優とペニスの挿入を含めた絡みをこなすことのできる男優を指す。
ある意味ではこのランクからが一人前のAV男優と目されるが、その立場は決して強くはなく撮影現場での序列も低い。
基本的に台本やカンペ、その場での監督の指示に従いプレイをこなしていく。
あまり積極的にリードし過ぎたり、アドリブを盛り込んでの演技などはNGが出やすい。
フェラチオ男優
1人ないし少数のセクシー女優が大勢の男達のチンコを次々に咥え、フェラで抜いていくタイプの企画エロ動画に出演する男優。
汁男優としての仕事を着実にこなしていくうちに、フェラチオ男優の撮影現場にお呼びがかかるようになることもしばしば。
汁男優
文字通りただ女優さんに汁(精液)をぶっかけることだけが役目の男優。
基本的には女優さんからはフェラどころか触ってすらもらえず、カメラの近くでシコシコとオナニーしながら待機。出番が来たら素早くカメラ前に移動しドピュッと射精してザーメンを浴びせる。
ちなみに彼らは当然プロではなく、普段は普通の仕事をしている一般の素人男性ばかり。つまりはアマチュア。なので自ら応募してきたにもかかわらず、いざ本番となると緊張して勃起しなかったり、半立ちで射精できずに終わってしまう人もそれなりにいるようです。

かつてはAV男優を志す男性にとっての登竜門的な位置付けでもありました。今よりも格段に情報量の少なかった時代、特に地方在住者にとってAV業界なんて完全なる別世界の話。何のコネもツテも無い男性が、エロ本の小さな広告に掲載された「汁男優募集」の文字列に夢を見るのも無理はなかったのです。
エキストラ
映画やテレビドラマと同じく、アダルトビデオにもエキストラという役柄が存在します。

例えば満員電車が舞台の痴漢モノAVに出てくる乗客だとか、学園モノAVで教室にいる生徒といった類の出演者たちのことですね。
ただいればいいだけの脇役ですから、脱ぎはおろか女優さんからのサービスも皆無。セリフすら与えられないことが大半です。
彼らの多くはエロビデオの撮影現場に興味津々で、一度生で見学してみたいという好奇心旺盛な一般人。「本当は汁男優に応募したいが、いきなりは怖いし自信ない。まずはAV現場の雰囲気を知れるし、あわよくば参加できるかも。」なんて下心を抱いた不届き者も中にはいるそうです。