Pornlub(ポルノラブ)事件とは|Pornhub(ポルノハブ)の偽アダルトサイトが猛威をふるう
インターネットが普及してから現在に至るまで、有料・無料を問わず日々様々なアダルトサイトが誕生してきました。
特に無料エロサイトについては、その動向を追うのがもはや不可能なほど莫大な数のサイトが生まれては消えてを繰り返しています。
そんな無料のアダルトサイトと切っても切り離せないのが、男性の欲望に付け込んだ悪質な詐欺事件。中でも身に覚えのない利用料金を要求してくる架空請求については、ニュースでもたびたび報道されているのであなたも耳にされたことがあるはず。
そこでこのページでは当サイトbananachips.jpの読者のあなたに改めて注意を促すためにも、とある無料アダルトサイトによる架空請求事件を紹介したいと思います。
そのサイトとはあの有名なPornhub(ポルノハブ)を大胆にパクった偽エロサイトPornlub(ポルノラブ)。
2020年に猛威をふるい多くの被害者に大損害をもたらしたPornlub問題をおさらいすることで、あなたのアダルトサイト詐欺に対するリテラシーは確実に高まることでしょう。
悪質な詐欺エロサイトPornlub(ポルノラブ)を解説
上記でも説明したようにPornlub(ポルノラブ)とは世界最大の無料エロサイトPornhub(ポルノハブ)を模倣した詐欺サイトです。
デザインやカラー・サイト構成はもちろんサイトの看板ともいえるロゴマークまでそっくりだったため、よく知らない初心者はもちろん既存ユーザーまで騙されてしまったというから驚きですね。
当時ネット掲示板をにぎわせたPornlub事件について、知らない方のために概要や手口について解説していきましょう。
手口は悪徳無料エロサイトの定番ワンクリック詐欺
ネットニュースを騒がせたあげく結構な被害者数と被害金額を生み出したPornlub事件。
それだけにさぞかし手の込んだ騙しの手法が行われていたかと思いきや・・・意外なことに手口はごく単純なワンクリック詐欺。
通称ワンクリ詐欺と呼ばれる、アダルトサイトにおける詐欺行為としては最も古くからあるものの1つですね。
さんざん注意喚起が行われてきたはずのワンクリ詐欺で、多くの被害が生み出されたのは一体なぜなのでしょうか?その原因を解明する前に、まずは具体的な被害額について触れておきましょう。
騙し取られた被害金額は1人35万円だった?
Pornlubのワンクリ詐欺による被害額は、何と1人当たり35万円というかなりの大金。
身に覚えのない登録料金に支払われる金額としては、にわかには信じられない額ですよね。
ちなみにこの35万というのはPornlub唯一の会員プランである、365日間定額見放題コースの価格。もちろん単なる詐欺サイトですから、用が済めばあっという間に閉鎖されたことは言うまでもありません。
日本人ユーザーにとって代表的な無修正アダルトサイト「カリビアンコム」年間プランの約7倍、「HEY動画月額見放題プラン」と比較すると20倍以上の料金設定ですから、これがいかに法外でボッタクリな数字であるかがお分かりいただけると思います。
請求金額に関しては上記の35万がデフォルトですが、時期によって別に2パターンが確認されています。1つはキャンペーンと称して5万円割引きの30万円。残念ながら全くお得感はありません。そしてもう1つが高額料金から更に10万円を上乗せした45万円。ネット上での注意喚起が広まり騙される人数が減った結果、1人当たりの単価を上げたというのがおそらくの所以でしょう。
違法アダルトサイトに金銭を要求された場合の対処方法
上記の通りPornlub事件の被害金額は、一人頭で最大45万円。大卒新入社員の平均的な初任給を優に超える大金に、エロサイトへのイメージがネガティブ&怖いものに傾いた方もいらっしゃるかもしれません。
ただし正しいルールさえ守っていれば、そうそう詐欺事案に出くわすことすらなし。例えば
・安全性の確かな有料アダルトサイトのみを利用する
・誘惑に負けて未知のエロサイトにアクセスしない
この2点を心掛けるだけでも、あなたが詐欺業者と接触してしまう確率は限りなくゼロに近くなるでしょう。
さらに付け加えるならば、たとえ悪徳エロサイトから金銭の支払いを強要されても一切の心配は無用。正しい対処法さえ知っていれば、ノーダメージで切り抜けることなど容易い話なのです。
脅迫されたら無視が唯一かつ最良の手段
本ページのPornlubにおけるワンクリック詐欺を例にとると、「35万円払え」と高圧的に脅しをかけてきます。
ただし対処方法は非常にシンプルかつイージー。ただただ無視を決め込むだけで良いのです。
たとえ「自宅まで取り立てに行く」「職場に連絡させてもらう」などと追加の脅しがきたとしても、心配する必要は1ミリもありません。なぜなら詐欺業者側は、あなたの個人情報については何も把握できてないから。要は脅しに屈しなければ、相手は手も足も出せないわけなのです。
万が一エロサイト業者に電話してしまったら・・・
Pornlub事件を含めワンクリ・ツークリ詐欺では、担当窓口などと称して電話番号が記載されているパターンも確認されています。そして被害者のうち一定数の人が、まんまとその手口に乗って自らTELしてしまうのです。
「家族や会社にエロサイト利用がバレたくない」という、男性の不安と弱みにつけ込んだ巧妙な遣り口ですね。
ただしもし電話をかけ直接コンタクトしてしまったとしても、サギ業者側に知られているのはあなたの電話番号のみ。それだけで他の個人情報を特定することは実質的に不可能で、業者にとっても労力に見合う仕事ではありません。
なので何回(時には何十回)着信が入ろうと、こちらも無視の一手。あまりにしつこければ警察に出てもらうという手もありますが、いずれにせよ早晩あきらめてかかってこなくなるのは間違いありません。
もちろん初期段階で電話しないことがベストではありますが、慌てないことの方がもっと大切。違法なエロサイト詐欺会社にTEL番号を知られて気持ち悪いなら、手間ではありますが解約・新規契約し直すことをお勧めします。
アダルトサイト関連の詐欺に引っかからないためには、とにもかくにも事例と対策方法を知っているか否かに尽きます。以下の記事は当サイトで最も面倒臭いことを書いていますが、同時に地味に役立つことをまとめていますのでおすすめです。