エロビデオの撮影現場でも赤ちゃん誕生の可能性は0ではない

中出しとは文字通り女性の膣内で射精をする、つまりオマンコの中にザーメンを出してしまう行為のことですね。通常は積極的に妊娠を望む夫婦やカップル間で行われるもので、不倫や浮気・ワンナイトラブといったいわゆる遊びのセックスにおいては避けられる傾向があります。
ではアダルトビデオの撮影という特殊な状況下に話を移すとどうでしょうか。
あなたもご存知の通り中出しといえばAVのジャンルとして確立されており、非常に人気の高いプレイの1つにも数えられています。
激しいピストンでいかされた女優のオマンコの中から白い液体がドローっと流れ出てくる様は、オスの本能を刺激されるような独特の興奮を与えてくれるのですが・・・冷静に考えると疑問だらけのこのシーン。
「男優が女優のお腹に子供を孕ませてしまうことはないのだろうか?」
「そもそも膣からしたたり落ちてくる白濁液は本物の精液なのか?」
まず1番目の疑問に簡潔な答えを出しておくと、「AV男優が撮影中に中出し行為をすれば、相手の女優を孕ませることはあり得る」ということに。つまり見せるセックスが仕事のアダルト動画の撮影だとしても、妊娠の可能性はゼロではないのです。
更に具体的に数字を出すならばセクシー女優およびAV男優や監督・撮影スタッフ全体がどんなに完璧な対策を講じたとしても、残念ながら0.3%の確率で女優さんは妊娠してしまうのです。

あくまでガチ中出しプレイありのエロビデオに関しての話です。
2つ目の精液に対する疑問と共に、以下で詳しく解説していきましょう。
偽物の疑似精子を使ったフェイク中出しプレイが横行?

中出しAVとされるエロ動画のほとんどが、実際には膣内射精を行っていないと知ったらあなたは驚かれるでしょうか。
事実として国内系アダルトサイトで見られる中出しAVの大半は、疑似精子と呼ばれる作り物の精液を膣内に注射で入れています。

それが中からドロッと出てくる様子をカメラに収めることで、さも本当に中出しプレイが行われたかのように仕立て上げているのです。たとえ作品タイトルや解説文に「中出し」という3文字が書かれていたとしても、基本的にはフェイクだと思って間違いないでしょう。
では何故多くのエロサイトやアダルトビデオの撮影現場で、ガチの中出しではなく疑似行為の方が選ばれるのか。それは主に以下の3つの理由からAVメーカーや出演する女優や男優にとって都合がいいからなのです。
・現場のリスク管理
・演者に対する負担の軽減
・制作費のコストカット
では三点それぞれを個別に解説していきましょう。
妊娠や性感染症に対するリスク管理
言うまでもなく中出しプレイには生挿入が絶対条件となります。
コンドーム無しで男女の互いの性器が触れ合う生ハメには、妊娠だけでなく種々の性病の危険性が常に伴うもの。コンプライアンスがますます厳しくなっていく中で、こうしたリスクに対する事前コントロールはAV業界といえども無視することはできないのです。
いくら前もって出演者が性病検査を受けているとはいえ、生ハメ中出しのリスクに対する完全な担保にはなりえません。万が一撮影したアダルト動画が配信や発売された後に、出演者の性病が発覚すればそれこそ一大事。女優も男優も最悪の場合は廃業の危機に追い込まれますし、監督やプロダクション・AVメーカーも何のお咎めもなしというわけにはいかないでしょう。
そうした起こりうる致命的な危険性を考慮に入れると、疑似プレイというのはある意味で最も合理的な選択肢としてチョイスされるのです。

問題が起こればキャストや制作会社といった直接的な関係者はもちろん、AV業界そのものも大幅なイメージダウン等のダメージを間接的に受けてしまうことは必至。下手すれば何らかの規制の動きが出てきてもおかしくはありません。マニア層や愛好家からは嫌われがちな疑似プレイですが、リスクヘッジという観点から見れば欠かすことのできない撮影手法の一つであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
AV女優とAV男優双方の負担を軽減
AVの中出しプレイには、特に精子を体内に注入される側のセクシー女優にとって大きな負担を与えます。
単純な肉体的な負担はもちろん精神的にも代償は大きいとされています。
どんなに万全な対策を講じていたとしても、わずかに残る妊娠や性感染症のリスクは後々にまで付きまとう問題。女優さんの気質や性格にもよりますが、常に不安を抱えたままではプライベートにも悪影響を及ぼし、場合によってはうつ病を発症してしまう可能性さえあるのです。
さらに負担となるのは精液を注入する側のAV男優にも。彼らは一現場で複数回の射精をするのが普通ですが、回数を重ねるたびに放出されるザーメンの量はどんどん少なくなっていきます。
例えば前戯の手コキで1回、更にフェラからの口内発射や顔射で2回も出した後に、中出しでフィニッシュという指示が出たらどうなるでしょうか。とても絵になるような充分な量は出ず、結果オマンコからペニスを抜いた瞬間に白濁液が流れ出てくるあの定番シーンが再現できないのです。

つまり疑似精子は作品を完成させるためにも使う必然性があるということになるんですね。
本物だろうと偽物だろうと、膣内から白い液体がドロドロと流れ出てくるからこそ中出しプレイとして成立します。極論を言えばアダルトビデオはファンタジーですから、リアリティに執着しすぎると逆にクオリティを下げてしまうという、逆効果的な現象が表れてしまうのです。
撮影にかかる制作費を大幅に抑えられる
AV撮影現場で実際に中出し行為を行うか行わないかは、そのアダルト動画の制作費用にも大きく影響を及ぼします。
ガチの中出しプレイをともなえば、それだけ出演するセクシー女優さんの出演料が跳ね上がるのは言わずもがな。
特にモザイクがある分ごまかしの効く国内AVにおいては、撮影費用を抑えるためにも疑似精子が用いられる傾向が強くなるのも当たり前の現象といえるでしょう。
AVにおけるリアルな中出しセックスの常識とは

では改めて中出しプレイを本当にやっているAV現場に話を戻してみましょう。
まず大前提として中出しありの撮影に臨む前に、女優さんは必ずピル(経口避妊薬)を服用するのが常識。

というより生挿入アリの時点でピルを飲むのが必須事項。ナマという淫靡で魅惑的な行為には、常にリスクが付きまとうのです。
これによりたとえ中出しセックスをしたとしても、99.7%という非常に高い避妊効果を発揮。冒頭でも述べた通り出演するAV女優や素人女性たちの妊娠確率を、1%以下のわずか0.3%にまで抑えることができるのです。
中出しプレイとも関係が深い、AV撮影の生ハメ事情の真実については以下の記事をご覧ください。