企画女優がAVヒエラルキーの最下層って本当?
セク女が単体女優・キカタン女優・企画女優の3種類に分けられることはAVファンなら知っておきたいところですね。
その中でも華やかなイメージのある単体やキカタンに比べると、どうしてもワンランク下に見られがちなのが企画女優。
場合によってはAV女優の底辺という辛辣な表現すらネット上では見受けられます。
そこでこのページでは企画女優の給料面から身バレリスクまで、あらゆる側面を徹底調査してその実態を深堀りしていきたいと思います。
企画AV女優とは|ギャラや勤務形態の実際を解説
まずは企画女優の定義について説明していきましょう。
「特定のAVメーカーと専属契約を交わさずに、作品1本単位で出演契約を結ぶAV女優」
単体女優の真逆だと考えれば分かりやすいですね。
給料に関しては出演作品によってかなりの開きがありますが、あえて相場でいうなら2~20万円といったところ。絡み(本番行為)の有り無しや、撮影のハードさ(手コキ・フェラのみとかアナルプレイ必須とか)によって桁が変わってきます。
勤務形態については、全て所属するプロダクションを通して仕事を受けるのが基本。事務所はメーカーからのオファーと各女優の出した条件(NGプレイや顔出しの有無など)を照らし合わせてキャストを決定します。
もちろん最終的な判断は女優さん自身にゆだねられます。
企画女優はブスやおばちゃんでも大歓迎?
かなり失礼なタイトルになってしまいましたが・・・答えとしてはその通りで、基本的に容姿や体型の良し悪しや年齢は企画女優の採用においては全く関係ありません。
その理由はそもそも企画AVというのが出演女優のルックスの魅力で売るものではないから。発想力とコンセプトが勝負の企画モノにおいては、そのユニークな作風にマッチした女性の起用が欠かせません。
つまりは少々ブサイクだったり太っていたり、あるいは年を重ねていたりする女優が見つからなければ作品自体が成立しないのです。
そういう意味でも、プロダクション側にメーカーからの多様なニーズに応えられる幅広い人材を確保しておきたいという思惑が働くのは自然の摂理。こうした裏事情を知れば、容姿や若さに自信のない女性でも歓迎される要因をご理解いただけるのではないでしょうか。
ナンパモノAVに8頭身のモデル級美女が出てきたら、仕込みバレバレでガッカリしちゃいますよね。とにもかくにも適材適所が大事なのです。
企画女優が出演するアダルト動画のジャンルを紹介
ここまで企画女優の定義や給与体系について説明してきましたが、では彼女たちは一体どんなジャンルのエロ動画に出ているのでしょうか。
企画という冠が付いているセクシー女優である以上、企画モノAVであることは間違いないのですが・・・それだけでは一括りにできないほど、多様なジャンルのエロ動画が発売されているのはあなたもご存知の通り。
その中でも単体女優やキカタン女優がキャスティングされることはほぼ無いといわれる、企画AV女優の存在があってこそ成立するタイプの作品ジャンルがあるのです。
企画女優なくしては始まらないと言えばちょっと大げさですが、そうした企画女優が活躍するジャンルのアダルト動画を具体的にいくつかあげていきましょう。
あなたが何らかの有料アダルトサイトに登録したことがあるならば、必ず一度は企画女優のお世話になったことがあるはずですよ。
超大人数が参加する乱交モノ
3Pとか4Pとかいったレベルではなく50~60人、時には男女合計で3桁(つまり100人以上)の出演者を数えることもあるような大人数が、一堂に会して交わるAV作品ですね。
はっきりいってこれだけ大規模なAVに単体女優やキカタン女優を起用してしまうと、支払われる出演料だけでも莫大な金額に。たとえ男性陣を一般募集の素人のみに限定したとしても、一作品で数十人分もの女優のギャラをまかなうことは不可能といえるでしょう。
かつてはバコバコバスツアーに代表される、20人前後の有名女優が同時出演する作品もたくさん撮られていました。バコバスは日本国内を飛び越えてアジア各国に名をとどろかせるほどの超人気シリーズでしたし、DVDやビデオといったソフトの売り上げだけでもかなりの数字を叩き出していましたね。ただしソフト販売での利益が大幅に減少した現在においては、こうした類のAVが制作される機会はますます少なくなっていく傾向にあるのです。
こうした多人数を集めること自体がそもそもの目的であるアダルト動画で、最も重宝されるのが企画女優。ルックスやボディパーツといったスペック面にこだわる必要がないため、手頃な単価の女優を手っ取り早く集めるにはもってこいなのです。
街中で一般女性に声をかけるナンパモノ
AV男優やカメラマンといったスタッフが撮影チームを組んで、街に繰り出し女の子を引っ掛けるナンパAV。このナンパジャンルのアダルト動画にも企画女優の存在は欠かせません。
リアリティと臨場感で視聴者を引き込むナンパエロ動画においては、どれだけ演技や仕込み感を無くすかが生命線を握っているのです。
実際にリアルかフェイクかは別として、いかに本物の一般女性っぽく見せられるかがポイント。ユーザー側だってヤラセの可能性があることくらい百も承知。その中でリアル素人がナンパされてエロビデオに出ているという男子の夢を見させられるかで、その作品のクオリティが評価されるのです。
つまり知名度が一定以上ある女優とは性質上において相性最悪。視聴者が「セクシー女優の○○ちゃんだ!」と気付いた時点でナンパAV自体のコンセプトがぶち壊しになってしまいます。
また付け加えるならばデビュー間もないマイナーな駆け出しの単体女優であっても、見た目が可愛すぎたりモデル級のすらりとした体型の持ち主も要注意。
まずリアリティが激減してしまいますし、後にその単体女優が売れて人気が出たりすると、ナンパAV=ヤラセというイメージがますます定着してしまうことになるでしょう。
もちろん素人時代にたまたま街で撮影隊に出くわして、AVに出演したという可能性も否定はできません。ただしユーザーレビューでネタバレ的に女優名の指摘が書き込まれていたりすると・・・台本ありきのフィクションにしか見えなくなってしまいますよね。
企画女優の顔バレ・身バレの危険性はネット時代の到来で変化?
パッケージに大きく写真と名前が掲載される単体女優やキカタン女優に比べると、企画女優の顔バレリスクが格段に低くなるのは説明不要の事実です。
クレジットに名前すら記載されない場合も多く、このあたりが副業やアルバイト感覚といった軽い気持ちで登録する女性が増えてきている1つの理由といえるでしょう。
特に大人数の女性達が一挙に出てくるような乱交モノなんかでは、よほどのことが無ければ身元が特定される可能性は少ないはず。
ただし昭和や平成といったセルビデオ・DVD中心の時代と比較するなら、ちょっと事情が変化してきています。当時は一般男性が見るAVの本数なんてたかが知れていたため、自分が出演した企画作品をたまたま知人が見るなんて確率は天文学的に低い数値でした。
それに対して現在は有料・無料問わず超が付くほど大量のエロ動画に誰でもアクセス可能な時代ですから、それだけ「万が一」の可能性は高まっていることになるのです。