公共の施設や野外が舞台のアダルト動画はリアル?それともフェイク?
一口にアダルトビデオといっても、その撮影場所は作品によって様々。
オーソドックスなところでいえばスタジオであったりホテルであったり、またストーリーによっては一軒家の民家やマンション、時には応募してきた素人が住むアパートが撮影現場になることさえあります。
ただし中には、明らかに不適切だと思われる場所や施設を舞台に展開していくエロ動画の存在もあり。電車やバスといった公共交通機関に、公園・公衆トイレ等の公共施設で撮られたAVを、あなたも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「AVの撮影許可が下りるようなエリアじゃないだろ」
「ゲリラ撮影だとしたら誰かが通報すれば即逮捕だな」
こう視聴者に感じさせた時点である意味制作者側の勝ちで、あふれる臨場感の下で行われる男女のスケベな行為は興奮度も2割増し。エロとスリルとの相性の良さは昔から実証済みで、ドキドキ感を高める演出や工夫はエロビデオにおける常套手段となっているのです。
ではそのような類のAVは公然わいせつ罪で訴えられるリスクを承知の上で、公共の場で強硬撮影されたものなのでしょうか。それともスタジオ内に精巧なセットを組んで雰囲気を再現しただけの、やらせ(フィクション)なのでしょうか。
かつてのVHS(エロビデオ)の時代から使われてきたよくある手法の例はもちろん、実際に逮捕者も出ている例外も含めて詳しく解説していきたいと思います。
痴漢モノのアダルトビデオに登場する列車やバスを検証
AVの大切な役割として忘れてはならないのが、世間にはびこる犯罪的な性衝動の解消。そういう意味でも実行すれば即効でしょっ引かれて勾留されかねない「痴漢」をテーマにしたエロ動画は、マニアにとっては必要不可欠なコンテンツといえるでしょう。
疑似的な痴漢行為を楽しめるイメクラなどの風俗もありますが、よりお手軽かつ低料金で楽しめるのがアダルトサイトの利点なのです。
こうした痴漢モノAVの舞台として頻繁に登場するのが、公共の交通手段である電車やバスの車内です。まずはこれらの撮影現場が、本物の電車・バスの車両を使って撮られているのかを検証していきましょう。
痴漢AVに出てくる電車は撮影スタジオのセット
電車内痴漢をテーマにしたエロ動画に関しては、明らかに作りもの感満載のチープな撮影現場から、一見しただけでは本物か偽物かわからないほどリアルに再現されたものまで様々。
ただしタイトルで答えを出しているように、それらは全て撮影スタジオに設置されているセットです。たとえどれだけリアリティと緊迫感にあふれる映像が流れていたとしても、実際の車内で撮影されていることはありえません。
特に最近の電車スタジオのクオリティは、現行の車両を元に組み立てられているため超ハイレベル。つり革や手すりはもちろん中吊り広告に電光掲示板といったディテールまでを再現しているものも多く、素人がぱっと見したところで判別できないのが当たり前なのです。
痴漢バスは払い下げのレンタル車両?
同じく車内痴漢AVの定番といえば、公共交通機関の代表格であるバス。
こちらもスタジオで撮られていることが多いのですが、列車痴漢と一つ違う点が「車両自体は本物の場合がある」という部分。
どういうことかというと、払い下げで売りに出されたバスをスタジオやレンタカー会社が購入し、それをAVメーカーが借りて撮影に使用されることが多々あるというわけです。
なのでもちろん営業中の路線バスに乗り込んで、痴漢プレイの制作が行われているわけではありません。
ただしあくまで作り物でしかない電車のセットに比べて、本物の車内を舞台にしている分バスの方が臨場感は上。あなたが痴漢モノのエロ動画に何よりリアリティを重視するタイプならば、電車よりもバス車内がステージの痴漢AVを選択すべきだといえるでしょう。
青姦や野外露出はノンフィクション以外ありえない?
次に青姦や露出モノといった、屋外でのAV撮影に話を移していきましょう。
かなりマニア度の高いプレイながらも、昔からコアなファン層によって支え続けられてきたジャンルの一つですね。
結論から言うと野外でのセックスや露出はほぼノンフィクション、つまりガチのプレイによる撮影が行われています。
屋外というスタジオで再現しようのない空間が現場となるわけですから、わざわざ説明するまでもないでしょう。もちろんCG等で背景を加工することも、今の技術ではバレバレなのであり得ません。
そしてもう一歩だけ踏み込んで言及するならば、野外でのAV撮影は常に公然わいせつ罪での逮捕リスクと背中合わせ。何故ならたとえ現行犯で捕まらなくても、作品の映像そのものが証拠として残るため後日逮捕の可能性があるからです。
警察が逮捕の必要性を認めた場合には、発売から数年が経過したAVの監督・出演者が罪の問われることすらありえるのです。
悪質性と社会的影響の大きさで逮捕を判断
ただしそうした青姦や野外露出をテーマとしたエロ動画作品の中でも、実際に検挙されたのは全体のうちのごくごく一部。
全てを捜査するにはあまりにも数が膨大すぎて、とてもじゃないけど手に負えないというのが現状なのです。
よって実際に逮捕者を出したのは、社会的に見て悪質性や影響力の大きいものばかり。
例えば市民からの通報が相次いだものや、知名度のある公共施設で行われた性行為などといった案件ですね。
なので今後もこうした条件に当てはまるアダルト動画がリリースされれば、時期のいかんにかかわらず逮捕される確率は0とは言い切れないのです。